法大野球部・青木監督 暴力指導の裏で口止めと就活の狡猾

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 保身にかけては一流のようだ。

 日刊ゲンダイの取材で明らかとなった法政大学野球部の青木久典監督(45)によるパワハラ暴力指導。30日、同野球部が全体練習を行い、青木監督も通常通り練習に参加した。

 同大広報部によれば、「保健体育センターや野球部が、事実関係の確認のために当事者に対して聞き取り調査中」と、事実の解明に乗り出したが、青木監督は発覚前から「先手」を打っていたことが分かった。ある法大OBが言う。

「19日に開かれたOB総会で、青木監督は選手やOBに対して『何か聞かれても話すんじゃないぞ』と口止めしていた。過去の暴力がバレるんじゃないかと終始落ち着かない様子で、『いろいろ嗅ぎ回られて困ってるんだよ』と漏らすこともありました。本当のことなんだから、潔く認めるべきだと思いますが……」

 しかし、当の本人に潔さはなく、先日の疑惑発覚後も鎮火に奔走。大学と日本学生野球協会に届いた“告発文”に記載されていた被害者に事情を聴くなど、大学側が動きだしたことを懸念し、現役選手やスタッフ、引退したOBに口頭や電話で箝口令を敷いたという。

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