ソフトBも今季から 次々廃止「主将」はプロ野球に必要か?

公開日: 更新日:

 高校の部活ならまだわかるが……。

 ソフトバンクは今季から主将制度を廃止。昨年まで胸にキャプテンを意味する「C」マークをつけていた内川(36)は、「工藤監督も、『一人一人が自覚を持ってキャプテンのつもりで』と話していた」と話した。すでに広島ロッテが主将制度をとっておらず、ヤクルトも今季から追随する形となった。一方、巨人の坂本や日本ハムの中田など、制度としての主将を置いている球団もある。

 プロ野球は個人事業主の集団。学校の部活動の延長のような主将は本当に必要なのか。

 西武OBの三井浩二氏(評論家)は、「ケース・バイ・ケースですね」と、こう続ける。

「短期決戦など大事な試合では、先頭に立ってナインを引っ張る選手が必要なケースもある。負けが込んだとき、ミーティングの音頭を取ることも主将の役割です。選手全員が個人事業主だからこそ、同じ方向に向かせることも重要ですから。実績の乏しい若手中心のチームでは主将は必要でしょうけど、ソフトバンクのように個々の能力が高く、年齢層も高いチームは無理に主将を置く必要はないと思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし