根尾目当てにファン600人 中日コーチ悲鳴「球場が沈む…」

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 その瞬間、ファンは一斉に反応した。

 二軍キャンプで別メニュー調整を続ける根尾昂(大阪桐蔭)。8日は雨天のため屋外でのフリー打撃はお預けとなり、キャッチボールや陸上競技場での短距離ダッシュを行った。

 ここ数日、キャンプ地の沖縄・読谷村は不安定な天候が続いたこともあり、屋内での練習メニューがほとんど。この日、陸上競技場への移動で久々に屋外に姿を見せたその瞬間、ファンは「あ、根尾だ!」と、まるでレアキャラを発見したかのように目の色を変えて追いかけ、周囲にはスマートフォンやカメラのシャッター音が鳴り響いた。

 これまでは二軍のキャンプ地に球団広報が常駐することすら珍しかったが、この日は連休前とあって600人のファンが集結。初日の400人を大きく上回り、広報は「ひとりじゃ足りない。週末は警備員の配置も考えている」と、連休中の対策も視野に入れている。

 根尾が動けば群衆も動く。賑やかな空気に、森野二軍打撃コーチはこう言った。

「(二軍キャンプ地の)読谷は(本来)ゆっくり練習できるのがいいところなのに、こんなに人がいるのなんて見たことないから、なんか落ち着かない(笑い)。こんなに人が集まったら球場が重みで沈んじゃうよ」

 球場入り口付近や通路にも人がびっしり。根尾は治療のためサインに応じなかったが、「希少価値」は日に日に上がっている。

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