メジャー見据えるDeNA筒香 打撃フォーム改造で準備は着々

公開日: 更新日:

「自分からフォームをこう変えようというのではなく、体がトレーニングによって変化し、自然とこうなりました」

 DeNA筒香嘉智(27)のセリフである。今キャンプで取り組む、打撃フォームのモデルチェンジの意図を尋ねると、こう即答した。

 昨季に比べて重心を低くし、前傾姿勢を強めてバットは寝かせ気味。そこからほぼノーステップで打つ。バットを握る手の位置は微調整を重ねているようだ。

「前傾気味に構えると、速いボールに差し込まれやすくなる」との声もあるが、本人は「体の使い方を工夫することで対応する」とこう続ける。

「ここまで順調に来ていますし、むしろ、今のフォームの方がよりストレートを捉えられると思ってやっています」

 ラミレス監督も、「いい状態でやれている。課題としていた足の使い方が良くなった。よりパワーが伝わると思う」と評価。

 ライバル球団のスコアラーは警戒する。

「ここ数年は内角の速い球に差し込まれることもあった。新フォームによって体のブレがなくなったのは確かで、全方向への飛距離が伸びている。今年は昨年の38本塁打以上は打つのではないか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?