西武に大打撃…内海もケガ離脱で先発陣ボロボロ壊滅寸前

公開日: 更新日:

 まさに泣きっ面にハチだ。

 5日、西武は新戦力の内海(36)が、前腕部にある「左浅指屈筋の軽度の肉離れ」で、二軍に合流すると発表。首脳陣は「開幕ローテは厳しい」と見ている。

 通算133勝の内海は、炭谷の人的補償で西武に加入。昨季5勝5敗、防御率4.17という下り坂のベテランながら、投手層の薄い西武では開幕からローテーション入りしてバリバリの活躍が期待されていた。2日に行われた広島とのオープン戦(佐賀)に先発すると、巨人時代の盟友、長野を三ゴロに仕留めるなど、3回を1安打無失点、無四球と好投。そこから、たった3日で離脱した。

 西武は昨季リーグ最下位のチーム防御率4.24。左腕エースだった菊池雄星がマリナーズに移籍したことで、投手力はさらにダウンした。加えて、開幕投手が決定している昨季最多勝(16勝)の多和田が扁桃炎の発熱で6日の登板を回避。すでに熱は下がったとはいえ、調整遅れは否めない。

 同じく昨季11勝を挙げた左腕の榎田も左肩の張りで戦線離脱中。開幕前から、先発陣はボロボロだ。

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