見せ場なきV争い…女子プロ協会は放映権料を取れるのか

公開日: 更新日:

【ダイキンオーキッドレディス】

 テレビは、「宮里藍以来、15年ぶりの沖縄県勢の優勝です」と大騒ぎだったが、大会3日目が終わり、よほどの“事件”が起きない限り勝負はついていたようなものだ。

 すでに4勝を挙げ、昨季賞金ランク4位の比嘉真美子(25)が2位に7打差をつけて独走態勢に入っていたからだ。

 しかし、最終日は録画放送が始まって比嘉は15番、16番で連続ボギー。17番はバーディーを奪ったが、見せ場は少なく76とスコアを大きく落とした。追いかける方もスコアを伸ばせず、2位とは3打差になったが辛くも逃げ切ることができた。

「比嘉は地元優勝というプレッシャーがあっただろう。だが、天候が崩れてスコアメークに苦しむ映像を見せられたら、女子大会中継は面白いとは思わない。本来ならスタート時点の7打差をもっと離して試合を盛り上げなければいけなかった。せっかく待ちに待った女子ツアー開幕戦なのに、初っぱなからワクワクドキドキがなかった、これでは女子プロ協会がもくろむ放映権料も取れないでしょう」(評論家・宮崎紘一氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー