“遅直球”でイチロー手玉 巨人今村に先発5番目「当確」点灯

公開日: 更新日:

 巨人今村信貴(25)が17日の米マリナーズとのプレシーズンゲームに先発。5回100球を投げ、5安打6奪三振1失点の粘投を見せた。

 二回、四回には20歳年上のイチローと対戦。最初の打席はフルカウントから137キロで中飛、続く打席はツーボールから139キロで二ゴロに打ち取った。9球全て直球で勝負。イチローには「球遅いっしょ。ダグアウトから見てても明らかに違うからね。球が速いピッチャーではないとは思うもののビックリしましたね」と皮肉られたが、今村は「イチローさんとの勝負は全て直球です。貴重な時間。いい経験になりました。こねくり回すよりも直球一本でスーパースターと勝負したかった」と胸を張った。原監督も「ボールそのもののパワーが増した。投手の基本は点を与えないこと。粘りという点において、私のいない3年間で非常に成長した」と及第点。

 今村は10日の阪神戦も5回無失点と好投していた。この日、開幕ローテを争う田口が2番手で登板。2ランを2発浴びるなど1回3分の1を4失点でKOされたことで、宮本投手総合コーチは「彼(今村)は(ローテの)一角に入ってくる」と示唆した。イチローを“遅直球”で封じ、田口、ドラフト1位ルーキー高橋、畠、沢村らとの開幕ローテ争いで「5番目」の当確ランプをともした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」