強豪校監督に聞いた 高校野球の球数制限「賛成?反対?」

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「7回制」に賛同する監督は何人かいる。盛岡大付の関口清治監督(41)がそのひとりだ。

野球自体は変わりますが、球数制限よりも7回制の方が投手起用を計算しやすい。球数制限ならファウルでカットしたり待球したり、そういう野球になるかもしれない。投手が100球でヤマ場を迎えた場合、そこで代えられる時の心境も考えないといけない。球数制限にするなら、例えばファウルを何球打ったらアウトとするなど新ルールが必要になるでしょう」

(実際、センバツ出場した投手の多くが「最後まで投げ切りたい」との思いを抱いていた)

■ベンチ入り増、指名打者制

 札幌大谷の船尾隆広監督(47)は北国の学校ならではの見方をする。

「球数制限は子供の将来を考えるとあっていいかなと思うが、部員数が少ないところとの格差が生まれかねない。他にも工夫の余地はある。例えばタイブレーク自体は賛成ですが、夏の大会、炎天下でのプレーは北海道の子供たちにとっては酷だと思う。基本的に野球は九回で終わるべきスポーツだと思うし、(現行では延長十三回からのタイブレークを)延長十回からにしてもいいのではないか」

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