石川と奥川の他にも 平成最後の甲子園でスカウト垂涎の7人

公開日: 更新日:

 東邦の優勝で幕を閉じた春の甲子園。同校のエース兼中軸の石川昂弥が打者として一気に株を上げた。大会ナンバーワン投手といわれた星稜の奥川恭伸と並び、今秋ドラフトでの1位指名は間違いないといわれている。

 この2人以外にプロが注目し、評価を上げた選手が何人かいる。

 準優勝の習志野のエース右腕・飯塚脩人は、決勝戦で自己最速を更新する148キロをマーク。5試合24イニングを投げて、22奪三振、防御率1.13の成績だった。

「力強い速球が武器。2年時は立ち上がりが不安定だったが、安定感が出てきた。体はもともと181センチと大きい。フォームがスリークオーター気味で好みが分かれるところだが、今後の伸びしろを感じさせる。サイン盗み疑惑でチームが揺れ、準々決勝では打球が左ヒザを直撃するアクシデントがあったが、タフな精神力も魅力。夏の成長次第では上位指名もある」(在阪球団スカウト)

 津田学園のエース右腕・前佑囲斗は182センチ、87キロと恵まれた体を持つ。高校入学時から体重が20キロ増え、それに伴い球速も20キロ上がった。東海地区担当のセ球団スカウトは、「140キロ後半をマークする速球はベース板の上で伸びる。ストレートの球威はさらに増した。下半身が頑丈で、日本ハム吉田輝星の速球を彷彿とさせる」と評価する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」