青息吐息ケプカ“貯金”に救われ…ウッズ以来の全米プロ連覇

公開日: 更新日:

【全米プロゴルフ選手権】

「モンスターコース」に強風が吹いたことで劇的な最終日となった。

 首位発進は通算12アンダーのB・ケプカ(29)。世界ランク3位、メジャー3勝の実力者が大会史上最多となる2位と7打差でスタートすれば勝者は決まったも同然、と誰もが思ったはずだ。

 ところが、この日は3日目までとは逆の強い南風が選手たちのボールコントロールと距離感を狂わす。そんな中でも2位スタートのD・ジョンソン(34)は前半3バーディー、ノーボギー。一方のケプカは前半イーブンで折り返し、10番のバーディーで13アンダーと伸ばすも、直後にまさかの悪夢が待っていた。

 11番から第1打が左右に曲がり、14番(パー3)はグリーンオーバーで4連続ボギー。ジョンソンが15番で3メートルのバーディーパットを決めて1打差まで迫られ、ケプカの表情がみるみる変わる。大逆転のチャンスが訪れたジョンソンは16番の第2打でグリーンオーバー、17番も第1打をグリーン右奥のラフに外し連続ボギー。勢いがピタリと止まった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性