性格がマジメすぎる矢後太規 元横綱に可愛がられた“堅物”

公開日: 更新日:

尾車部屋・前頭12枚目・24歳

「マジメなんですが、ちょっと堅すぎる点が玉にキズですね」

 あるタニマチ筋が、苦笑いする。

 中央大学出身の大卒力士ながら、小手先に頼った小技は使わない、正統派の四つ相撲。巨体を生かした、スケールの大きい相撲が特徴だ。

 子供の頃から相撲に熱中し、相撲強豪校の埼玉栄に留学。しかし、当初は「どうしてもプロに行きたい」という様子ではなかったという。

「大学でも個人タイトルとはほぼ無縁。何事もなければ、実業団で相撲を続けていたでしょう。それが4年時に学生横綱に輝いた。そこから角界に注目されるようになり、いくつかの部屋から勧誘されたそうです。尾車部屋を選んだのは、中央大学の先輩である豪風(現押尾川親方)がいたから。当初は埼玉栄出身者が多い境川部屋が有力視されていたんですけどね」(冒頭のタニマチ筋)

■マジメ過ぎるのが玉にキズ

 性格に関しては誰もが「マジメ」と口を揃え、サボリや手抜きは絶対にしない。半面、土俵ではその性格がアダになっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?