性格がマジメすぎる矢後太規 元横綱に可愛がられた“堅物”

公開日: 更新日:

「考えすぎて本来の力を発揮できずに負ける相撲が多い。重要な一番でも大体このパターンで負けるし、連敗が長いのも特徴です。たとえばゲン直しで飲みに行ってパーッと騒いで発散するとか、そういうことをするタイプじゃないんですよ」(ある親方)

 一方、マジメな点が共感を呼んだのか、稀勢の里(現荒磯親方)には可愛がられていた。二所ノ関一門の連合稽古でも、幕内に上がる前から横綱に指名されていたほど。同じ左四つで体も大きい矢後は稽古相手にピッタリという事情もあったにせよ、性格面でも同じ匂いを感じたのでは、ともっぱらだ。

 力士といっても土俵を出れば今どきの若者が大半だが、矢後は冗談のひとつも言わない堅物ぶり。

 せめて考えすぎる悪癖さえなければ、もっと番付を上げられるのだが……。

▽やご・たかのり
●本名も同じ
●1994年7月、北海道河西郡芽室町出身
●187センチ、178キロ
●最高位は前頭10枚目
●尾車親方いわく、「まだヤゴ。しこ名はトンボになってから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋