U-20W杯で日本の命運を握る ボランチ斉藤未月の“奪取力”

公開日: 更新日:

 1999年1月10日生まれの20歳だが、プロサッカー選手として<ベテラン感>が漂っている。

 というのも、湘南の下部組織に所属していた2015年、トップチームに登録されて翌16年5月にプロ契約をかわして同年9月、プロ入り初得点を決めた。17年(J2)は30試合に出場。J1に昇格した18年は18試合に出場して主力の仲間入りを果たした。神戸入りしたMFイニエスタのJデビュー戦では、何度も大物助っ人からボールを奪うどころか、J1初ゴールを奪ってみせた。今季もチームの屋台骨を背負ってプレー。すでに<プロ4年目>の威風堂々としたJリーガーなのである。

「視野の広さ、クレーバーなプレースタイル、危機察知能力の高さ、ボール奪取のうまさ――などが斉藤の持ち味。さらに湘南の曹貴裁監督のハードなトレーニングを通して、メンタル面の充実も目覚ましい。精神的な支柱としてもチームに欠かせない存在です」(六川氏)

 小柄なボランチが日本の命運を握っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず