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高嶋仁智弁和歌山 名誉監督

1946年5月、長崎県五島市生まれ。海星高校で1963、64年の甲子園に出場。日本体育大学卒業後は保健体育教師として智弁学園(奈良)に赴任。72年に同校野球部監督。甲子園に3度出場。80年からは智弁和歌山に転任し、春は94年、夏は97、2000年に甲子園優勝を果たした。甲子園通算68勝(35敗)、38度出場、103試合はいずれも歴代最多。昨年の夏の大会後、現場を退いて名誉監督に就任した。

「また負けにきたんかー」というヤジにハッとさせられた

公開日: 更新日:
智弁和歌山は堅守がウリ(C)共同通信社

 今でこそ、智弁和歌山は甲子園常連校として知られていますが、私が監督になった1980年は創部2年目と歴史が浅く、部員集めも苦労しました。

 そこで考えたのがテレビ中継です。和歌山は県大会の出場校が少なく(現在、高野連加盟校は39校)、地元では初戦から中継がある。これを使わな… 

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