デラロサ加入の一方で…原監督を悩ます“塩漬け”助っ人たち

公開日: 更新日:

 巨人の新外国人、ルビー・デラロサ(30=ダイヤモンドバックス傘下3Aリノ)が、新たな火種になるかもしれない。

 最速159キロ右腕は、今季3Aで18試合に登板。2015年には先発で14勝を挙げているが、最近は主に中継ぎを務めた。巨人では「勝利の方程式」や「抑え」での起用が見込まれる。デラロサは「与えられたポジションで仕事をしたい」と腕まくり。大塚球団副代表は「メジャー26勝で先発もできる。今年はリリーフ専念だが、来年以降は先発も視野に入れて獲得した」と27日の会見で説明している。

 年俸は3000万円(推定)。球団がオプションを持つ来季の契約も視野に入れている。これで支配下だけで9人の外国人選手が在籍することになり、真っ先に“お役御免”となりそうなのは、開幕守護神のクックである。0勝2敗6セーブ、防御率5.40。走者が出てからのセットポジションに課題があり、現在は二軍でクイックモーションを習得している。27日に原監督が視察した二軍のロッテ戦に登板したものの、3分の2回を3安打1死球2失点とパッとせず。原監督はその前日、「クイックの練習? 一言で言うなら、もっと早く気付かないといけないよね」とクックを突き放していた。右内転筋の軽い肉離れで同じく抹消中のマシソンは近日中に復帰予定。他の助っ人投手に押し出されたクックは、このまま二軍で塩漬けとなる可能性が高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因