広島・小園が登録抹消 二軍落ちを決定づけた「1歩目の壁」

公開日: 更新日:

 二軍で出直しとなった。

 1日、広島小園海斗(19)が登録を抹消された。一軍に昇格したのは先月20日のロッテ戦。フルイニング出場を続けていた田中広輔を押しのけ「1番・遊撃」でスタメン出場すると、広島の高卒新人野手としては前田智徳以来、29年ぶりの初打席初安打をマークした。

 非凡な打撃センスを見せた一方で、守備ではエラーを連発。先発した3試合で4失策と精彩を欠き、23日の代走出場を最後にベンチを温めていた。

 山田内野守備走塁コーチも、1週間以上実戦から離れるルーキーについてこう話していた。

「(一軍でのエラーも)本人にとってはいい経験になったと思う。やっぱりオープン戦や二軍とは違うんだと分かったと思う。でも、これからは(一軍に帯同しているだけより)やっぱりゲームに出ないとダメでしょ。練習だけじゃなく実戦でやっていかないと。バッティングは良かったし、守備が打撃に影響するタイプじゃない。ファームでもいろいろと教わっているだろうし、守備に関して僕が言ったのは1歩目、入りの部分くらい。エラーしてしまったことで、(それ以降のプレーで)少し足が硬くなっていた。基本的なことだけど、その1歩目を繰り返しね。(小園には)『思い切りの良さはなくすな』と言ったんだ。せっかくの良さをなくすのは、もったいないと思うから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし