原巨人「実力至上主義」でも“低空飛行”中島起用の特別扱い

公開日: 更新日:

 実力至上主義――巨人原監督の口癖だ。

 4年ぶりに復帰して迎えた今春のキャンプイン前日のミーティングでも第一声は、「実力至上主義、勝利至上主義。目標は日本一」だった。

「それなのに、あの人だけは特別扱い、と選手は口にこそしないものの、明らかに不満に思っているのが、中島の扱いでしょう。実力至上主義と言うなら、とっくに二軍落ちしていなければいけない成績ですから」

 とは、さる巨人OB。

 オリックスを自由契約になりながら、原監督が1億5000万円もの年俸を積んで、「私と相性がいい。非常に魅力的」と熱烈なラブコールを送った末に獲得した中島宏之(36)のことである。昨年11月の入団会見で早々に開幕一軍を確約したのも「実力至上主義」に反するものだったが、その後の特別扱いはさらに目に余るのは確かだ。

 開幕からの11打席連続無安打に始まり、5月末の時点で41打数7安打の打率.171、2打点。本塁打はゼロだった。さすがに、「下でちょっとつかんできてくれ」と原監督に二軍落ちを通告されたものの、その二軍でも打率.200だったにもかかわらず、3週間弱で一軍に再昇格。首をかしげるナインも少なくなかったろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  2. 2

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    小嶋陽菜はブランド17億円売却後に“暴漢トラブル”も…アパレル売れまくりの経営手腕と気になる結婚観

  5. 5

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  1. 6

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  2. 7

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  3. 8

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 9

    「仮面の忍者 赤影」で青影役 金子吉延さんは週5日の病院通いで「ダイジョーブ?」

  5. 10

    また日本中がブラック企業だらけになる…高市首相が案の定「労働時間規制」緩和指示の醜悪