巨人には厄介…広島は緒方監督が中崎抹消決断で徹底抗戦

公開日: 更新日:

 首位巨人は27日から6.5ゲーム差の3位・広島との3連戦を迎える。

 優勝へのマジックを「20」としているが、昨季7勝17敗1分けだった広島戦は今季も7勝12敗1分け。すでに勝ち越しはなくなっており、あと1敗で負け越しが決定する。敵地マツダスタジアムは4勝8敗1分けの鬼門だが、残りは東京ドームで5試合。が、こっちも2カードで1勝2敗が2度。ともに負け越している。仮にリーグ優勝を決めても、その後はクライマックスシリーズがある。巨人としてはひとつでも勝って苦手意識を払拭しておきたいところ。

 が、広島の緒方孝市監督(50)は手を打ってきた。26日、守護神・中崎の登録を抹消したのだ。クローザーとして昨季までのリーグ3連覇に貢献したものの、今季は36試合で3勝3敗9セーブ、防御率4.08。二軍再調整を経て昇格したが、24日の中日戦では九回に3点リードを追いつかれ、25日の同戦も八回にビシエドに適時二塁打を打たれていた。いい時は150キロをマークしていた直球が、今季は140キロそこそこ。にもかかわらず、緒方監督は中崎の抑えに固執。自身の“チルドレン”を特別視してきた温情采配が、チームの低迷を招いた一因ともいわれる。遅きに失した感はあるが、やっと決断した格好だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?