第1回W杯は3連敗したものの完敗だったとは思っていません

公開日: 更新日:

林 敏之(元日本代表・59歳)

 ラグビー日本代表は28日、9月20日開幕のW杯に向けて18日から始まった強化合宿(北海道・網走市)を打ち上げた。林氏にとってのラグビーW杯とは? 今回は、ジャパンの主将として臨んだ1987年第1回W杯の思い出などについて語ってもらった。

 ◇  ◇  ◇

■ゲームフィットネス

 徳島・城北高卒業後は岡仁詩先生が率いる同志社大学に進学しました。

 入学当初は練習についていけず、最初の2カ月で15キロも体重を落としましたが、ラグビー自体には順応することができ、1年生からレギュラーの座を獲得しました。

 大学日本一も経験して充実した日々でしたが、初めて日本代表に選出され、フランスに遠征した時の出来事は、今でも鮮明な記憶として残っています。フランス各地を転戦したのですが、まったく歯が立たずに4連敗。最後のフランス代表戦も20―3で敗れてしまいましたが、遠征中の5試合の中では最も内容が良く、僕自身も「日本にこんな優秀なFWがいるのか」と言われるほど活躍できました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘