日本代表3つの不安抱え韓国へ U18野球W杯開幕直前“裏情報”
■「投げてみないとわからない」
27日、30日開幕の野球W杯に向けた国内合宿を打ち上げたU18日本代表。粒揃いの好投手が多い今回は、初の世界一を狙えると前評判は高いが、不安を抱えた状態で28日韓国に乗り込むことになった。
この日、佐々木朗希(大船渡)が26日の大学選抜戦で先発した際、右手中指の先端部に血マメができ、当面はノースロー調整を強いられることが決まった。試合前の投球練習時から指に違和感を感じていたという。
佐々木は、「これまでマメができたことがなかった」とした上で、「代表戦で力が入った。球数を重ねてできたと思う。打撃でできるマメと一緒です。無理をしないで、万全な状態に持っていきたい。どれくらいで投げられるか?それは投げてみないとわからないです」と話した。
チームに帯同するドクターの診断によると、投げられない状況ではないという。平川コーチは「指の末端の部分なので、血流を良くし、回復を早める処置をしている」と話し、大会中の復帰を目指す方針だ。しかし佐々木は岩手県大会決勝で登板を回避し、これが大論争に発展した経緯がある。起用次第では再び波紋を呼ぶ可能性があるだけに、首脳陣も慎重にならざるを得ないだろう。