ラグビーW杯A組ライバルは準備万端 日本に“地の利”はない

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 ラグビーW杯で史上初の8強入りを目指す日本に暗雲である。

 プール戦で同じA組のライバル各国とも、日本対策に抜かりがないからだ。

 今大会は開幕前から楽観視され、9月の残暑や湿度の高さが追い風となり、日本の史上初の8強入りを有力視する声が少なくない。実際、多くの出場国が9月上旬に来日し、各地で事前合宿を張ったが、残暑が厳しいことから、軽めのメニューで切り上げるチームも多かった。それでも、各チームとも約1週間近く、キャンプ地で汗を流し、すでに日本特有の気候に適応。世界ランキング1位のアイルランド、同7位のスコットランドなど、日本と同組のチームは、初戦に向けて準備万端だという。

 強豪スコットランドを裏方としてサポートするチームマネジャーのガビン・スコット氏がこう言った。

「来日した当初は選手も日本の暑さに参っていたが、もうすっかり慣れたようだ。(東京よりも暑さが厳しい)長崎をキャンプ地に選んだのがよかったのかもしれません」

 9月の平均気温は長崎市が28度に対し、都内は27度。湿度は東京が86%と長崎市(75.4%)を上回るが「長崎で一度、蒸し暑さを経験しているので、スムーズに東京に入れた」(スコット氏)という。

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