サモア戦は必要な要素がすべて揃った“見栄えのいい”モール

公開日: 更新日:

 サモア戦の最中に何度も思った。「両国ともに素晴らしい戦いを見せてくれている」――と。

 終わってみれば38―19とジャパンがダブルスコアで快勝という結果だったが、後半33分の段階では26―19。終盤以外は拮抗した試合だった。

 前半2、7分にSO田村がPGをポンポンと軽快に決めて6―0。しかし9、15分にサモアにPGを決められて同点に追いつかれてしまう。

 16―9で迎えた後半4分、PGによる3失点で4点差となった。1トライで逆転されてしまう。

 何度も経験した。なかなか引き離せない、加点直後に失点する、相手の運動量が落ちない、集中力が途切れない、ミスが失点につながったらどうしよう……ネガティブな思いが頭をよぎり、「しんどい」「きつい」という思いが、言葉になって口から出そうになる。

 しかし、ジャパンの面々は素晴らしかった。ミスも目立ち、そのたびにサモアに試合の流れを持っていかれそうになったが、そういう局面になると高い集中力を発揮し、選手たちが能力をフルに発揮してくれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方