ヤ軍が投手C解任 田中将大の死活問題はむしろ“愛妻のFA”

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 ヤンキース・田中将大(30)の“恩師”が解任された。日本時間29日、球団がロスチャイルド投手コーチ(65)の退団を発表。同コーチは、2011年から9年間にわたって投手陣を預かり、14年に入団した田中をデビュー時から支えた。そんな老コーチの解任は、来季の田中にどのような影響を与えるのか。

「それほど大きな影響はないでしょう」

 とは、メジャーリーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏。すでに田中はヤンキースのローテーション投手としての地位を確立しているし、技術的にもそれほどコーチの力を必要としないレベルに達している。

「試合直前の戦略会議は投手と捕手、投手コーチらで行われますが、(戦略的にも)メジャー6年目の田中はもう自分の頭で考えられますからね。それよりも田中と最も相性の良いロマイン捕手(30)がFAになったことの方が重大です。田中の強みを最大限に生かせるのがロマイン捕手で、今のヤンキースには彼の代わりはいません」(友成氏)

 確かにロマインとのバッテリー時は防御率2.70と安定する一方で、正捕手のサンチェスとは防御率4.87。ロマインが流出するようなら、田中にとってはるかに大きな死活問題になりそうだ。

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