ヤクルト内から聞こえ始めた「奥川は慎重すぎないか?」声

公開日: 更新日:

 “リハビリ”が順調なのは確かなようだ。

 4日、右肘炎症で別メニュー調整中のヤクルト奥川恭伸(18)が2日続けてネットスローを行った。

 前日は38球、この日は55球。ワインドアップ、セットポジションとフォームを試しながら、時にゆっくりした動作で探るように投げた。

 この日は星稜高時代の恩師、林監督がキャンプ地を訪問。奥川は「激励していただきました。(監督の教えである)自分らしく、やっていきたい」と話すと、ネットスローについては「昨日より少し、力を入れて投げました。4割くらいかな。指のかかりはまだまだ。投球を始めたばかりですから」と続けた。

 本人も言うように、投球練習は前日に解禁されたばかり。にもかかわらず、球団内では早くも「調整が慎重すぎないか?」という声が上がっているのだ。

 奥川の右肘は1月の検査で、昨年から抱えていた炎症が完治していないことが発覚。本人に自覚はなく、常々「違和感はない」と話していた。それでもまだ成長段階の高卒1年目。ヤクルトは毎年のように故障者が続出しているだけに、そのトラウマもあるだろう。自主トレ中に投球禁止を言い渡されていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束