実戦へじっくり調整 ロッテ佐々木が取り組むシュート対策

公開日: 更新日:

 ここまでは順調に歩みを進めている。

 ロッテ佐々木朗希(大船渡)は25日、宮崎のソフトバンクのキャンプ地で6度目のブルペン入り。千賀らが見学する中、捕手を立たせて24球を投じ、約1分間の休憩を挟んでから捕手をホームベース上に座らせ20球。速球のみ計44球を投げ込んだ。

 27日には初めて通常の距離で捕手を座らせてブルペン入りする予定。3月に入れば、変化球を交えた投球もスタートする。キャンプ開始からの1カ月間、試合で全力投球をするための肉体強化も含め、実戦登板に向けてじっくりと調整を進めてきた。その佐々木についてロッテOBは、こんな課題を指摘する。

「指にかかった球は、浮き上がるような軌道で左右にバラけることなくミットに突き刺さるが、ちょっと力んだりすると左足に体重が乗り切らず、体が前に突っ込んでカット気味に引っかけたり、シュート気味に球が浮くことがある。体幹や下半身が出来上がっていないことも影響していると思われるが、とくにシュートする球は、右打者への死球リスクをはらみます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々