元大関・高安が救急搬送 力士生命を脅かす左足のバクダン

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 力士生命の危機かもしれない。

 11日、元大関の高安(30)が鶴竜戦で負傷。突き落としで土俵に落ちると、腹這いのまましばらく立ち上がれず、左足を押さえて苦悶に顔をゆがめた。

 取組後は車イスで医務室に直行。そのまま病院に救急搬送された。

 高安は突き落としを粘ってこらえようとした際、一瞬、前屈運動のように左手のひらと左足が同時に土についた。左足が思い切り伸びていたのだ。

 高安は左足にバクダンを抱えている。2015年9月場所、逸ノ城戦で左下腿筋を挫傷し、同時に足首の関節靱帯も損傷した。そのバクダンが爆発となれば、相撲人生にも影響しかねない。高安は右足にも古傷があるので、今後も連鎖的なケガの恐れがある。

 兄弟子の元横綱稀勢の里(現荒磯親方)のように、ケガに泣かされるのか。

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