新型コロナで力士も外出自粛…「荒れる春場所」に拍車の声

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 8日初日の3月場所(大阪)は、通称「荒れる春場所」と言われている。寒暖の差が激しく、体調を崩す力士が多いため、番狂わせも起きやすいということだ。

 その荒れる場所がさらに荒れそうな気配を漂わせている。新型コロナウイルスの影響で無観客が決定。力士を含めた協会員に「不要不急の外出自粛」要請が通達された。

 稽古に集中できるという意味では外出禁止はプラスになっても、“ツラ相撲”の力士はその限りじゃない。

「たとえば3連勝のあとに4連敗。白星も黒星も連なるから、ツラ相撲という。このタイプの力士に総じて言えるのは、気持ちの切り替えがヘタなこと。勝っている間は波に乗れても、一度負け出すと黒星を引きずりやすい。そんなとき、外出が何よりの気分転換になる。飲み食いでも女遊びでもいい。とにかく気持ちを切り替えるきっかけが欲しい。ところが、大阪では宿舎に閉じこもらなきゃいけないときた。これでは気分転換どころか、余計にメンタル面が悪化しかねない」(ある親方)

 大関とりを狙う朝乃山(26)は3日、時津風部屋に出稽古に赴き、正代ら相手に汗を流した。

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