2日目は懸賞わずか1本 白鵬の人気凋落を無観客あぶり出す

公開日: 更新日:

 怒りのビンタが誰もいない客席にこだました。

 8日に初日を迎えた「無観客」3月場所(大阪)。歓声のない本場所に力士が困惑する中、結びの一番で登場したのが横綱白鵬(34)だ。

 相手は先場所敗れた遠藤。立ち合いから右手で強烈な張り手を繰り出すと、難なくはたき込んだ。先場所は左張り手からの右エルボーという必勝パターンを読まれて黒星を喫しただけに、リベンジを果たした形になった。

「白鵬が立ち合いで右の張り手を使うのは、最初から四つ相撲を取る気がない時。相撲巧者の遠藤と組まずに勝つための作戦でしょう。昨年11月場所では同じ右四つの朝乃山戦にも、同じ手で勝っていますからね」

 とはある親方だ。

 19本の懸賞を手に「無観客何するものぞ」と言わんばかりの強心臓ぶりを発揮した横綱。もっとも、9日、大栄翔戦の懸賞がたったの1本では喜んでもいられない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  2. 2

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  3. 3

    世界戦略を重視する名門ヤンキースが巨人・岡本和真に熱視線!両者は《相思相愛》との情報も

  4. 4

    谷原章介長男の芸能界挑戦で改めて感じる器の大きさ…実父・いしだ壱成と共演の可能性も

  5. 5

    阪神フロントすでに来季組閣に着手 藤川次期監督の「右腕」ヘッドコーチ候補5人の名前

  1. 6

    これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速【一覧表あり】

  2. 7

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 8

    次女・石橋静河強し!ドラマ界席巻する“石橋ファミリー”が乗り越えた「21年前の隠し子騒動」

  4. 9

    ジャンポケ斉藤慎二 ロケ車内での性的行為には“常習説”…吉本契約解除は「トカゲの尻尾切り」

  5. 10

    ジャンポケ斉藤慎二 書類送検で「メンバー」呼ばわりに識者が疑問呈す…ピン芸人なら何と報じる?