森会長がポロリ「神頼み」…延期の五輪7.23開催決定の拙速

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 当たり前だろう。IOC(国際オリンピック委員会)が30日、今年7月24日の開幕が延期された東京五輪について、ほぼ1年後の「2021年7月23日開幕」と決めたことに対し、米紙USAトゥデーが批判の声を上げた。

 同紙は30日付の記事(電子版)で、東京五輪の新たな大会日程について、<無神経の極みだ>と指摘。運動担当コラムニストの<せめて暗いトンネルを抜けて光が見える時まで待てなかったのか>との論評を掲載した。

 3月24日の五輪延期決定から、わずか6日で新たな日程の公表だ。同紙でなくても「拙速」との感想を抱かざるを得ないだろう。延期理由となった新型コロナウイルスの感染について終息する見通しが立ったのであればともかく、日を追うごとに感染地域、感染者数ともに拡大し続けているからだ。

 WHO(世界保健機関)テドロス事務局長の上級顧問を務める渋谷健司氏はNNNの単独インタビューで、欧州の感染拡大のピークが今後1~2カ月先との見通しを示した上でこう言っていた。

「一般的にこうしたパンデミック(世界的な流行)が終息するまでに、人口の60~80%が免疫を持つまでは続くと言われています。(終息までに)数年かかるんじゃないでしょうかね」

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