JRAジョッキー戸崎圭太さんが明かす「ベリベリホース」大バズリ騒動裏話と、自身が感じた衝撃

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戸崎圭太さん(JRAジョッキー・YouTuber/45歳)

 過去に3年連続でJRAのリーディングジョッキーになり、2025年にはダノンデサイルでドバイシーマクラシックを優勝したスター騎手の戸崎圭太さん。シーマクラシックの優勝インタビューでは「ベリベリホース!」と答え、それがバズって大ブレーク! 今週「やり抜く力」を上梓したばかりの戸崎さんに鮮烈な思い出話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

「ベリベリホース」が話題になったことで、僕もこの言葉を使わせてもらっているし、僕から広めちゃっているようなところもあります(笑)。

 去年のドバイシーマクラシックをダノンデサイルの凄まじい走りで勝つことができました。レースから引き揚げてきた時に初めて馬上でインタビューされた。あの時は気持ちもよかったし、うれしくて、興奮してましたからね、何を話すかなんて考えていなかった。それでとっさに出た言葉が「ベリベリホース!」。自分ではちゃんとした英語を話したつもりだったんですよ。ツカミはオッケーという感じで(笑)。

 それから記者会見もあって、顔見知りの日本人の記者が「『ベリベリホース』がすごいことになってるよ。日本でバズってる」って興奮しながら教えてくれた。その頃、僕は「バズってる」という言葉も知らなくて、記者に「『ベリベリホース』の何がすごいの」って聞いたくらいです。

 でも、しばらくして、よく考えてみたんです。おそらく「べリー・グッド・ホース」と単語を3つ並べたかったのに、グッドが抜けて「ベリー・ベリー・ホース(とてもとても馬)」になっちゃったんだろうなと。それで間違っているとやっと気がつきました。その時は「ああ、やっちゃったな」と思いました。

 その日だったと思います。一緒にレースを走った坂井(瑠星)騎手が「戸崎さん、あれ、もっと使った方がいいですよ」とアドバイスをくれた。そして「そうかな?」と思っているうちに言葉が独り歩きしていった感じです。本当はダノンデサイルで戸崎が勝ったとか、ドバイシーマクラシックが話題になればよかったのですが。

 でも、「ベリベリホース」が話題になり、考えたこともなかったYouTube「戸崎圭太のベリベリチャンネル」も始めることになりました。

 こんなふうに人生が激変したのは僕にとっては2度目。最初は中学3年の時。その頃、僕は騎手という職業があることを知らなかった。出身の栃木には足利と宇都宮に2つ競馬場がありましたが、家族は競馬をやらないし、「競馬」なんて言葉を聞いたこともなかったですから。「ベリベリホース」の狂騒曲は、騎手という職業がこの世にあると初めて知った時以来の衝撃的な出来事でした。

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