大谷翔平“8年300億円”超大型契約の現実味…FA取得前に先手

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 エンゼルスの大谷翔平(25)が今オフ、超大型契約を結ぶ可能性が出てきた。

 MLBと選手会は3月27日、年俸調停やFAの取得に関する登録日数に関して、仮に今季が中止になっても昨季と同じ登録日数を取得できることで合意した。これによって大谷はメジャー3年目の今季が中止になったとしても規定を満たすことになり、オフに年俸調停の権利を取得する。

 スポーツマスコミは今季約7560万円の年俸が、来季は7億~8億円にハネ上がると予想しているものの、長期にわたってとんでもない金額を手にするかもしれない。

■昨季の打点王以上の規模

「エンゼルスはオフに昨季の打点王であるレンドン(29=ナショナルズからFA)と7年総額265億円の大型契約を結びましたが、それと同等、いや、25歳という年齢を考えればそれ以上、8~9年総額324億円規模の契約になる可能性もあります」と言うのはスポーツライターの友成那智氏だ。

「メジャーリーガーは実働6年間でFAの権利を取得します。飛び抜けた実力を持った選手はFAを取得したとたん、年俸がとんでもない金額にハネ上がるため、FAを取得する以前に大型の長期契約を結ぼうと考える球団は多い。その方が結果として相場より安い金額で長い期間、有能な選手をつなぎ留めることができるからです。

 例えばブレーブスは昨年4月、メジャー2年目を迎えたアクーニャ(22)と8年総額108億円の契約を結んで話題になった。大谷は一昨年の新人王という実績に加え、ベーブ・ルース以来の二刀流選手という他の選手にはない付加価値がある。なおかつ若い。今季を仮に80試合とすると、投手として防御率3・50、野手として打率・280、18本塁打、60打点程度の成績を残せば、オフに300億円規模の大型契約を結べるかもしれません」

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