著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

五里霧中の東京五輪 カギ握るのは次期IOC会長候補のコー氏

公開日: 更新日:

 WAは厚底による記録続出に介入し、結局は40ミリ以内という条件で認めた。それから1カ月もしないうちにナイキは39・5ミリの新製品を発表している。

 こうした流れを最も警戒しているのが、長年、オリンピックのスポンサーを務めてきたドイツのアディダス社だ。バッハ会長はドイツ人、法律家、アディダス出身。そしてセバスチャン・コーは5年後の次期IOC会長と目されている。

■伝統的マイラー

 コロナ感染が解決しない今、いくら「順延」「開催」と叫んでも何も分からないパンデミックだ。ただ一つ言えることがある。

 コー会長は世界陸連のダイヤモンドリーグから5000、1万メートルを外した、長距離、マラソンに興味がない英国の伝統的マイラーなのだ。

 改めてマラソンの代表選考はしないと言う日本陸連にはカエルの面に小便でも、選手は頭に入れておいた方がいい。またマラソンの札幌移転のようなことが起きる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?