著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断期間に揺れるJリーグを緊急探訪【磐田】

公開日: 更新日:

 その小川は、3月28日の清水との無観客練習試合でも先制弾をゲット。相手の背後に抜け出してGKネトを巧みにかわし、無人のゴールにシュートをお見舞いする形だった。

「相手がJ1でダービーだったので試合に賭ける思いは強かった。2トップで何度か相手の裏を取れていたので絶対チャンスが来ると思っていた。冷静に処理できました」

 こう自信をのぞかせていたが、主力組が揃って出場して内容的にも押しながら、磐田は2-3の逆転負け。「最後で勝ち切れるところがJ1との差」と、悔しさもにじませた。

 昨夏から指揮を執るスペイン人のフェルナンド・フベロ監督も「残り5分に2つのミスがあり、そこで失点してしまった。5月2日の再開までにもっと精度を上げなければいけない」と、厳しい表情で言う。

 小川以外にベテランの大井健太郎や藤田義明らも出場。J1に引けを取らない戦いができていたのに、戦力を落とした2試合目は0-8の大敗。指揮官は「ケガ人などがあって選手を本来のポジションでないところで使わなければいけなかった」と弁解したが、再開後のJ2は月6、7試合のハイペースとなる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった