ウィーラーが巨人合流即スタメンで初安打も…懸案は打撃

公開日: 更新日:

 新顔の初安打にベンチが沸いた。

 先月25日に楽天から巨人に移籍したばかりのウィーラー(33)が30日、チームに合流。即、DeNA戦に「7番・左翼」でスタメン出場し、五回の2打席目に左前へ今季初安打を放った。

「うちにはいないタイプの選手で、日本の野球も理解している。やる気に満ち、準備もしっかりできているということで、スタメン起用しました」

 新助っ人の巨人デビューをそう喜んだ原監督とは、この日の試合前に東京ドームで初対面。フリー打撃では豪快な柵越えを連発し、ナインの視線をくぎ付けにした。見守った原監督は、「やる気満々。水を得た“フィッシュ”のごとく、という感じ」と独特の言い回しで即スタメンを決断。本職は三塁で、左翼での起用を不安視する声がチーム内にはあったが、楽天関係者がこう言った。

「コロッとした体形から“守備は不得手”というイメージがあるのでしょうが、確かに一塁守備はお世辞にもうまいとは言えないものの、外野は案外、見ていられますよ。肩も強いですしね。それより、問題は打撃でしょう。昨年は打率が2割4分台(・243)。6月と7月の月間打率は1割台に低迷した。17年に31本塁打をマークした長打力にも衰えが見え始めて(18年=15本塁打、19年=19本塁打)、うちではブラッシュ、ロメロとの外国人枠争いに敗れ、二軍暮らしだったんですから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃