コロナ禍に財政難…メジャー視野に入れる選手の意欲が心配

公開日: 更新日:

 米国内に限って、ようやくスカウト活動が解禁された。ごく最近のことだ。

 ただし、日本も含めた国外の選手を、生でチェックすることはまだできない。日本のプロ野球は10日から5000人を上限に観客を入れるようになる。我々、スカウトも中に入れてもらえるらしいが、メジャーが米国外のスカウト活動を禁じている以上、たとえ日本に住むスカウトであっても球場で直接、選手をチェックすることはできない。

 日本在住のスカウトのいる球団はまだしも、メッツやマーリンズのように日本にスカウトを置いていない球団はわざわざ人を派遣しなければならない。渡航制限を含めて仕事をしづらいのが実情で、球団間で不公平が生じるのを防ぐためにも国外の活動は制限されているのだ。

■成績は毎日ネットでチェック

 だからといって、日本の選手をノーマークにしているわけではもちろんない。わたしも含めた米国在住のスカウトの多くは毎日、インターネットで日本のプロ野球の結果をチェックしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」