大相撲九州場所も東京変更 利点あれど関係者から落胆の声

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 相撲だけのことを考えたら、悪いことではない。

 13日の臨時理事会で11月場所の会場が変更になった大相撲。例年なら福岡で行われるものの、いまだ続くコロナ禍の影響により、国技館開催となった。19日初日の7月場所も名古屋から東京に変更済みだから、これで3場所続いて国技館での本場所という異例の事態となった。

■多くの力士には朗報だが

 もっとも、多くの力士にとっては朗報だろう。地方場所の土俵は「乾きやすくて滑る」と不評だった。国技館の土俵は荒川沿いで取れる粘性の高い土を使っているため、滑りにくい。かつての地方場所はその土地の土で土俵を作っていたため、質に差が出ていた。こうした事情もあり、相撲協会は17年から場所にかかわらず、本場所の土を荒川沿いのものに統一。問題は解決したように思われたが……。

「それでも相変わらず、力士からは『地方場所は滑る』という声が出ている。“犯人”は会場の照明です。地方場所を行う体育館は建物自体が古く、設備もイマイチ。かなり明るい照明は微調整が利かないから高熱を放ち、土俵が乾きがちなのです」(ある親方)

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