G岡本がセ三振王目前も…起死回生9号2ランで見せた4番の器

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 “生涯一投手コーチ”を自任する評論家の権藤博氏は常々、こう言っている。

「そもそも打者の三振は『悪』ではない。投手からすれば、三振することを恐れず、フルスイングをしてくる打者ほど不気味なものはない。ちょっとコントロールを間違えれば一発を浴びる、という恐怖心を感じる。結果的に空振り三振に打ち取っても、その後の対戦では警戒せざるを得ず、腕が振れなくなったり、ボールが先行したりしてしまうものなのだ」

 19日のDeNA戦で2三振を喫した巨人岡本和真(24)がまさにそうではないか。

 ここ3試合で実に8三振(12打数)。今季22三振でリーグワーストに3差と迫ったが、そんなことは“お構いなし”といった感じでこの日もバットを振った。

 五回は外角に逃げるスライダー、七回は高めの158キロを強振。ブオンッ! という音が聞こえてきそうなフルスイングだった。

 そして、九回だ。同点に追いついて迎えた2死一塁の5打席目。国吉の151キロを一閃、勝ち越し2ランを右翼スタンドに叩き込んだ。

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