痛恨の朝乃山 新旧大関対決に負け来場所の綱とり消滅危機

公開日: 更新日:

 新旧大関対決は“先輩”に軍配が上がった。

 大関朝乃山(26)と元大関照ノ富士(28)が、この日の結びの一番で激突。いずれも賜杯レースのトップを走る1敗とあって、優勝決定戦さながらの一番となった。

 朝乃山からすれば、今場所優勝なら次の9月は文句なしの綱とり場所になる。是が非でも勝ちたかっただろうが、照ノ富士のパワーとうまさが上回り、がっぷり四つに組むも徐々に後退。投げもこらえられ、最後は寄り切られた。

 これで2敗となり、賜杯争いから一歩後退。こうなると、来場所の綱とりはいよいよ厳しい。

 横綱昇進の基準は「2場所連続優勝、あるいはそれに次ぐ成績」とある。この「優勝に次ぐ成績」の解釈が曖昧なのだ。

 文言通りにとらえるなら、優勝同点のことになる。これは千秋楽で星が並び、優勝決定戦で負けた場合に言われるものだ。

 その一方、「優勝力士の次に成績が良かった」場合は優勝次点となる。この場合でも、綱とりの基準クリアと見なされるケースがある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった