G二軍は中大に20失点の赤っ恥 今秋ドラフト戦略に異変必至

公開日: 更新日:

 巨人の二軍が13日、阿部慎之助監督(41)の母校・中大とのプロアマ交流戦に臨み、20失点のボロ負けを喫した。

 先発した桜井はドラフト上位候補の4番・牧秀悟内野手(4年)に逆方向の右翼へ本塁打を叩き込まれるなど、3発を浴びて4回6安打5失点。一軍の開幕ローテーションに入っていた投手だけに「情けない」とうなだれるしかなかった。

 2番手以降の救援陣もボロボロだ。五回からラモス、巽(高卒5年目)ら育成4投手が登板したが、投手陣全体で11四球を与え、19安打、5本塁打を浴びた。どっちがアマチュアか分からない大乱調。母校相手に大敗を喫した阿部二軍監督も情けなかったろう。

 中大には牧と快足の五十幡亮汰内野手(4年)のドラフト上位候補が2人いる。実力をチェックする狙いがあったが、さすがに赤っ恥である。さるファーム関係者がこう言った。

「相手が大学生ということで、投手は2番手以降は育成だし、若手主体で臨んだ。スタメン野手9人中、外国人のモタと1人を除く7人が高卒4年目以内の若手だった。阿部監督は今度アマとやる時は本気でやる、と怒っていた。母校のイキのいい後輩を見て、高校生より即戦力が欲しいと思ったかもしれません。秋のドラフト戦略に影響が出そうな衝撃的な敗戦です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」