G二軍は中大に20失点の赤っ恥 今秋ドラフト戦略に異変必至

公開日: 更新日:

■若手中心とはいえ…

 巨人は昨年のドラフトで、2位の太田(JR東日本)以外の5人は高校生を指名した。その前の2018年も支配下で指名した6人のうち5人が高校生と、将来性を重視した戦略を取っている。

「その流れがストップするかもしれません。今は高卒2年目の戸郷が先発ローテに食い込んでいるが、それ以外の選手が台頭する気配はまだない。現在は二軍、三軍に高卒選手があふれ返っている状態で、以前のように即戦力中心のドラフトに回帰する可能性があります。実際、17年までは即戦力の指名が多く、12年から6年間のドラフト1、2位の12人のうち、高校生は2人だけ。3、4位でも大学、社会人を指名することが多かった。17年は同じ社会人捕手を2、3位で指名。4、5、6位で即戦力内野手を指名して競争させることもあったほど。今年は大学、社会人で固め、高校生はゼロなんてことになるかもしれません」(前出のファーム関係者)

 阿部二軍監督は次期監督の最有力候補でもあり、全権を握る原監督やスカウト部に意見ができる立場でもある。この日の恥ずかしい大敗により、ドラフト戦略への影響は必至である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」