巨人小林3カ月ぶり一軍 原監督はトレードする気があるのか

公開日: 更新日:

 巨人小林誠司捕手(31)が18日のDeNA戦で、およそ3カ月ぶりに一軍に復帰した。八回に代打で登場し、三振に倒れた。

 開幕3試合目の6月21日の阪神戦で左腕に死球を受け、左尺骨を骨折。長期離脱を余儀なくされていた。

 昨年は山口俊(現ブルージェイズ)と最優秀バッテリー賞を受賞。前回のWBCで侍ジャパンの正捕手も務めた男の離脱は緊急事態だったが、巨人はビクともしなかった。大城、炭谷、岸田の捕手3人制で独走態勢。先月22日の三軍戦で実戦復帰を果たしたものの、1カ月近く二軍で待機する日々が続いた。

「小林は構想外なのか……?」と、ある球団の編成担当者がこう続けた。

「とっくにケガは治っているのに、一向に一軍に呼ばれなかった。まるで『第4捕手』のような扱い。この前はあの沢村もトレードで放出したし、小林も話題にはなりますよね。今の球界はただでさえ、不動と呼べる正捕手が少ない上に、ロッテ・田村、広島・会沢、阪神・梅野らが故障で離脱。どこも捕手が欲しいんです。小林は二軍でも打率・174だから、打てないことが話題になるけど、打てる捕手は少ない。あの強肩は日本球界で一、二を争うし、捕球やワンバウンドを止める技術も随一ですから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」