NBAレイカーズ10年ぶり頂点 名門復活に大坂なおみも一役

公開日: 更新日:

 米プロバスケットボールNBAの名門が復活を果たした。

 年間王者を決める11日(日本時間12日)のファイナル第6戦で、レイカーズがヒートを106―93で下し、2010年以来10年ぶりの優勝。セルティックスと並ぶ通算17度目の頂点に立ち、エースのレブロン・ジェームズ(35)が4度目のMVPに選ばれた。

 かつて、2度のファイナル3連覇を果たした名門も、08―09年、09―10年シーズンでの2連覇を最後にファイナルから遠ざかっていた。昨季はジェームズをFAで獲得しながら、プレーオフにすら進出できなかった。今季の復活はジェームズとA・デービス(ペリカンズから移籍)の最強デュオがチームを牽引したことに加え、日本の女子アスリートの存在も無視できない。今年9月の全米オープン(OP)で、2年ぶり2度目の優勝を手にした女子テニス大坂なおみ(22)だ。

 今季、大坂とレイカーズは、黒人差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター」で歩調を合わせてきた。8月の白人警官による黒人銃撃事件に抗議して、大坂はウエスタン&サザンOP準決勝、レイカーズはプレーオフ第1ラウンド(1試合)をボイコット。大坂は全米オープンで、黒人被害者の名前が入ったマスクをして入場し、レイカーズは差別撤廃を訴えるメッセージ入りのユニホームを着用した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋