メジャーの教訓生かした今平周吾と63位出遅れ石川遼の違い

公開日: 更新日:

【日本オープン】第1日

「全米オープンに出場して心に余裕ができたということですかね」

 8度目のメジャー挑戦だった9月の全米オープンで初めて決勝進出を決めた今平周吾(28)が、初日4アンダー単独トップに立った。海外で厳しい設定を経験し、予選を通った自信がこの日の好スコアにつながったといえる。いっぽう、同じ全米オープンに出場した石川遼(29)は、3オーバー63位タイと出遅れた。

 昔、尾崎将司は「俺はメジャーに出ているから強い」と言ったことがある。タフなメジャーで学んだテクニックを帰国して実戦に取り入れ、勝ちまくったのだ。

「今平は昔からグリップを短く握り、手堅いプレースタイルだったが、点と点を結ぶゴルフができるようになった。だが、石川は昔から全然進歩していない」と評論家・菅野徳雄氏はこう厳しく指摘する。

「石川は試合中に一生懸命、インからクラブを下ろそうとスイングをチェックしていた。しかしゴルフはどんな球筋で、どこを狙うのかに集中するターゲットゲームです。石川はボールを打つ前のスイングばかり気にしており、準備に夢中では戦えない。上がり18番パー5はバーディーを奪ったが、2打目がグリーンオーバーとクラブをビュンビュン振り回しているだけ。米ツアー参戦経験もあるのに、なにも学んでおらず情けない」

 ホールアウト後に石川は、「午後組で、雨の予想はしていなかった」とスコアの言い訳をした。

 コンディションが午前組より悪く、ボールも飛ばずに難しくなったというわけだ。30歳を目前に、すっかり負け犬根性が染みついてしまったか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    問題理事は軽い処分、小林浩美会長は無傷のバカらしさ…露呈した女子プロ協会の“身内びいき”と責任放棄

  2. 2

    国内女子「中堅クラス」の不甲斐なさ…トップ5の4人が消えプロ1、2年生の時代がやってくる

  3. 3

    “下半身醜聞”で出遅れ川﨑春花も狙える「全英女子への道」…出場権獲得条件は3通り

  4. 4

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 5

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  1. 6

    蝉川泰果が「海を渡る日」…史上最年少で国内メジャー3冠達成、松山英樹の後釜に名乗り

  2. 7

    川﨑春花が2位発進「気持ちよく…」下半身醜聞を吹き飛ばす今季初優勝なるか

  3. 8

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  4. 9

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  5. 10

    松山英樹は衰えたのか、健在か…全米OP「世界で最もタフなモンスターコース」が試金石

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも