アマ球界に衝撃…神宮大会中止の背景に主催者のコロナ不況

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 明治神宮野球大会の中止は、アマ球界に大きな衝撃を与えた。

 高校、大学の秋の日本一をかけて戦うこの大会は昨年で50回を重ね、中止は昭和天皇の病状悪化による1988年以来2度目。春夏甲子園、大学野球選手権と並ぶアマ野球最高峰の大会のひとつであり、来春センバツの明治神宮大会枠は消滅することになる。

 明治神宮野球大会事務局は、大会中止の理由についてこう説明する。

「直近まで大会開催に向けて準備を進め、考慮をさせていただきましたが、残念ながら中止を決断せざるを得ませんでした。一番の問題点は全国各地から最もコロナ感染者数が多い東京に集まり、長期滞在する上に、大会後に帰るという移動時のリスクがあることでした」

■補助金負担が重荷

 高校、大学ともに、秋季大会やリーグ戦が行われているとはいえ、コロナ禍で全国大会を開催するリスクはたしかにある。とはいえ、開催中止になった理由はそれだけではないという。放送関係者がこう話す。

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