マー君去就に影響 メッツ強打の二塁手ドーピング違反の余波

公開日: 更新日:

 新オーナーが就任したばかりのメッツ不祥事である。強打の二塁手ロビンソン・カノ(38)が日本時間19日、ドーピング違反で大リーグ機構(MLB)から162試合の出場停止処分を科された。

 球団発表によれば、カノはMLBによる抜き打ち検査で、禁止薬物の一種である筋肉増強剤「スタノゾロール」の使用が発覚。同選手は2018年にも禁止薬物を使用し、80試合の出場停止処分を受けており、2度目の今回は厳罰が科された。

 メジャー16年目のベテランは2624安打(現役3位)、334本塁打(同6位)をマークしている長距離砲。今季は主に5番を打ち、打率・316、10本塁打、30打点と結果を残した。

 強打者が不在となり、メッツは代役の獲得に動くのは必至。今オフ、新オーナーになったスティーブ・コーヘン氏は2016年以来のポストシーズン進出を目指し、豊富な資金力を武器に、今季の首位打者ルメイヒュー二塁手(ヤンキースからFA)の獲得に動く可能性もある。

 メッツは同じヤンキースの田中将大に関心を示していたが、野手の補強を優先すれば、日本人右腕の動向にも影響しそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が