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羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

松山 米ツアー制覇にはショートゲームとパット精度が課題

公開日: 更新日:

 2021年の米ツアーが早々と始動しました。

 初戦の「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」は、昨年のツアー勝者とプレーオフ最終戦「ツアー選手権」に残った42選手が出場。誰が勝ってもおかしくないレベルの高いフィールドでした。

 会場のプランテーションコースatカパルア(米ハワイ州)は、3年ぶり4度目出場の松山英樹にとって相性のいいコースです。15年3位、17年2位、18年4位といずれもトップ5。活躍が期待されましたが、今年は最下位(通算4アンダー・41位タイ)に沈み、がっかりしたファンも多いでしょう。今年はこれまでとは勝手が違いました。

 特にバミューダ芝のグリーンはボールの転がるスピードや、芝目による切れ方が厳しく、合う人と合わない人の差がはっきり出ました。

 映像を見て分かったのは、米ツアープロはショートゲームとパットの精度がものすごく上がっているということです。

 B・デシャンボーが肉体改造によって400ヤード近く飛ばすようになってドライバー飛距離ばかり話題になっていますが、4、5メートルのパットを外しているようでは優勝争いに加われなくなっています。

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