巨人・秋広の2二塁打は敵に「打たせてもらった」可能性大

公開日: 更新日:

 ゴジラの初本塁打は1993年5月のヤクルト戦だった。ヤクルトの3点リードで迎えた九回2死一塁、ストッパーの高津が投じた内角低めの真っすぐを弾丸ライナーで右翼スタンド中段にぶち込んだ。カウントは2ボール1ストライク。変化球で打ち取るイメージができていた高津が何度も首を振ったものの、捕手の古田敦也はストレートのサインを出し続けた。ベンチの野村克也監督が大物新人のデータを収集するため、あえて一発を被弾する可能性が高い直球を要求したからだ。

「松井は特別だとしても、この時期の練習試合やオープン戦序盤では、相手の新戦力に対していろいろ試すのは当然のこと」とは、前出のスコアラー。秋広が目指す開幕一軍は、そうやってプロが仕掛けてくるあの手この手をはね返した先にある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状