ソフトB栗原キャンプ初の捕手起用で改めて見えた層の厚さ

公開日: 更新日:

 初体験は「倍疲れた」らしい。

 28日のオリックスとの練習試合でソフトバンクの栗原陵矢(24)が、今キャンプ初めて捕手としてプレー。五回まで4投手を無失点に導き、打っては2打数2安打1打点と獅子奮迅の活躍を見せた。

 7年目の栗原はもともと捕手ながらその打撃を買われ、昨季は外野手や一塁手として118試合に出場。満塁での打率は5割を超え、日本シリーズでは14打数7安打で最高殊勲選手に選ばれた。初戦で菅野から先制2ランを放ち、シリーズ4タテの口火を切ったのは記憶に新しい。キャンプでは一軍と外野以外、三塁の練習に取り組んでいたかと思えば、今回の捕手起用だ。

 現在、外野にはグラシアル(35)、柳田悠岐(32)がいて、今年は上林誠知(25)の調子も上がってきている。中村晃(31)が守る一塁の壁も高い。扇の要には4年連続でゴールデン・グラブ賞の甲斐拓也(28)がいる。

 昨季ブレークした日本シリーズMVPが守る場所を探さなければならないほど、ソフトバンクの選手層は厚いということだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー