大谷「1番・投手」リアル二刀流で5度目マルチ&最速164km投

公開日: 更新日:

 二刀流の完全復活を目指すエンゼルス・大谷翔平(26)が、1人2役をこなした。

 21日(日本時間22日)のパドレス戦に「1番・投手」で出場。投げては4回を2安打1失点5奪三振2四球、打っては2打数2安打1四球だった。

 メジャー移籍後初めて登板時に打席に立つ「リアル二刀流」としてオーダーに名を連ねた大谷。スタンドがどよめいたのは、三回だった。今年2月に14年総額約360億円の超大型契約を結んだタティスJr.(22)を2ストライクと追い込んだ後の3球目に今季最速となる101.9マイル(約164キロ)をマーク。ファウルでカットされたものの、その後は相手の若き長距離砲を遊飛に打ち取った。

 当初の予定通り4イニングを投げ終えてマウンドを降りたが、課題も残した。三回は球威こそ増したが、懸案だった制球を乱した。直球、変化球ともコースを外れ、1安打と2四球で2死満塁のピンチを招いたのだ。最後のイニングは納得がいかなかったのだろう。降板後にはメジャーでは異例のブルペンでの投げ込みを行った。

 打撃では、2018年のサイ・ヤング賞左腕スネルから初回に中前打を放つなど、オープン戦5度目のマルチを記録。打率6割3分6厘、OPS(長打率プラス出塁率)18割3分6厘と好調をキープしているが、投球のパフォーマンスは開幕までに改善できるのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態