なでしこFW浜田がエース岩渕の相棒候補に 五輪選出なるか

公開日: 更新日:

 今回のテストマッチ2試合には「絶対的エース岩渕とパートナーを組む選手を探す」という目的もあった。そこで注目されたのが、後半21分に代表デビューしたFW浜田遥(28)だ。昨季なでしこリーグ15得点。17点のFW菅沢に次いでランク2位と存在感を示した選手である。 

■元東電選手は泥くさいゴールが身上

 大阪・高槻出身。中学入学時にJFAアカデミー1期生として福島に移り住み、18歳で東京電力マリーゼ(当時)に入団した。しかし直後に起きた東日本大震災でチームが休部。スペランツァ高槻を経て2014年からベガルタ仙台でプレーしている。仙台でDFからFWにコンバート。代表デビューが28歳の遅咲きストライカーである。

「身長173センチ、体重59キロの恵まれたフィジカルを利してグイグイとゴール前に突き進んで<泥くさいゴール>を決めるところが、高倉監督から高く評価されている。新戦力の台頭はチームを活性化する。浜田には、11日のパナマ戦で代表初ゴールを奪い、その余勢を駆って東京五輪メンバーに滑り込み、ここぞ! という場面でゴールを決めてほしい」(前出の六川氏)

 日曜日のパナマ戦が楽しみになってきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗